八丈富士(854m)三原山(700m) (東京都・八丈島)  2011.10.11〜13

参加者 女性15名  男性14名 


レポート・写真 : H.Utsumi



1011日(火)

日本列島は秋の高気圧の勢力内に入り安定した天気予報で一安心。

明け方6時参加者全員が笑顔でバスに乗り込み2匹の犬達に見送られて関西空港へ。

大阪から八丈島への直行便が無いため羽田空港で乗り換え、想像していたより大きな飛行機で八丈島に向かう。

1時に八丈島空港に着陸、伊豆諸島最高峰の八丈富士が美しい姿で出迎えてくれた。





町営バスでビロウの並木やハイビスカスの鮮やかな花を眺めながら八丈富士の7合目登山口に到着。

準備体操をしていよいよ登山開始だ。登山道は溶岩を利用して作られた1280段の長い階段、

でもアザミや野菊の花などが咲き乱れ目を楽しませてくれる。


 


標高があがるにつれ空港の滑走路をはさんで明日登る三原山や大海原が望めてくる。

1時間強でお鉢めぐりの分岐点に着き最高峰を経由してお鉢を一周する。




優しい山の外観に似ず、稜線の足元は堅い「イヌツゲ」の木が茂り、その下はごつごつした溶岩や所々には亀裂もある。

横を見ると火口は深さ
70100Mの断崖絶壁で目もくらみ風も強く緊張が続く。

一方、火口内の森や数個の池など神秘的な風景と海に浮かぶ八丈小島の姿が楽しめる。






分岐に戻った所で今度は火口内へ下る。シダの群生をかき分け進むと小さな石のやしろの浅間神社が鎮座している。




こんどは又先ほどの階段を注意しながら下りてバスが待つ「ふれあい牧場」へ、

そこで
放牧された数頭の牛に見守られながら体操をしてバスでホテルへ。





グループ毎に部屋に入った後風呂で汗を流し、男性陣は早速事前の宴会,

7時から懇親会が始まり阪本会長の挨拶、北川氏の乾杯音頭でお酒や新鮮な魚料理に舌鼓して大いに楽しみ、今夜は早くお休み。




1012日(水

7時半、ホテルの前で記念写真を撮った後、バスで三原山に向けて出発。登山口で体操をし




まずは三原山中腹にある「唐滝」を目指す。登山道の両側は八丈富士と異なり南国らしい照葉樹が茂りジャングルの様相。

途中、道の下には深緑の水を湛えた硫黄沼が覗ける。

丁度1時間で唐滝に到着、水量は多くないが落差36.3Mは迫力があり周辺はコケが美しく繁茂している。








写真撮影と休憩をして三原山目指し再び歩き出す。

この山の標高は700Mと低いが山裾が大きく電波塔の立つ山頂は遠くに感じる。

簡易舗装の道路を黙々と歩き、出発して3時間半山頂に到着、

山頂からは目の下に直径
1キロメートルのカルデラや八丈富士、八丈小島など遠方の景色が楽しめた。


  


昼食を済ませ町役場方面へ下山開始、今度は幅の狭い階段でしかも藪漕ぎの連続、

すすきや笹が顔に当たるので女性はタオルなどを顔に巻きつけ、まるで銀行強盗の様相。

1時間少しで「防衛道路」と呼ばれる舗装道路に出てほっとするも今度はこの道がとても長い。

町に入ってからもホテル迄が遠く感じられ、先頭と最後尾の人の間がずいぶん開く。

3時ごろホテルに着き、まだ早い時間であり後は観光を残すのみと気分も軽く、

女性の一部は車をチャーターして温泉に入りに行き、男性陣はゆっくりと部屋で宴会。

今回は同じホテルに連泊、部屋も同じでこの点では好評だ。





1013日(木)

今日は最終日、ホテルの人に見送られバスで島内観光に出発、ベテランのバスガイドさんに親しみと懐かしさを感じる。

   ・南原千畳海岸  400年前に大噴火した八丈富士から溶岩が海に流れ出て、奇岩や一枚岩が続く。そこに宇喜多秀家と

妻の豪姫の像が立っている。宇喜多秀家は豊臣秀吉の五大老の一人で関ヶ原の戦で敗れこの島に流された。

明治
4年に赦免されるまで宇喜多一族は島民たちに温かく保護されたそうだ。

  
                                   八丈小島

     ・歴史民俗資料  島の生い立ちから、八丈の人々や1800人にも及ぶ流人達の生活、文化に係る古文書、漁具、農機具、などを

中心に多くの資料 が展示されている。

・服部屋敷  江戸時代、代官に次ぐ地位の「お舟預り役」を任じられた服部家の屋敷跡。流人が築いた玉石垣が見事。

庭には樹齢
700年の蘇鉄があり、数年に一度花が咲くと流人が赦免されたので「赦免花」と呼ばれたそうだ。




・黄八丈染元「黄八丈めゆ工房」  「日本三紬」の一つ、黄八丈の歴史や加工方法を説明され、機織りの実演を見る。




・名古、東籠峠の展望  大海原に浮かぶ島々や海岸線、灯台などビュウスポットを眺めた。

   

観光地の見学後昼食をとり空港でガイドさんとお別れ、羽田を経由、伊丹空港に降り立ち

バスで7時ごろ白橿町に到着。楽しい思い出と土産を一杯かかえ帰宅する。

一年に24日しかない好天に恵まれた宿泊例会、運営委員の皆さん本当にご苦労様でした。